若手歯科医師対象臨床セミナー 口腔機能外来

昨今、摂食嚥下障害、睡眠時無呼吸、ドライマウス、構音障害などの口腔機能障害の臨床が注目を浴びるようになってきています。一般歯科とかけ離れた特別な障害のイメージがあるかもしれませんが、実はふだん歯科治療に通っている身近な患者さんの中にも口腔機能障害の患者さんはたくさん存在しています。しかし、その診断と対応には従来の一般歯科診療とは異なった概念や専門性が必要なため、なかなか受け入れづらい現状もあるかと思います。本セミナーでは、口腔機能の世界を垣間見ていただくべく、地域の開業医として取り組んでいる口腔機能臨床の一部をご紹介いたします。これからの先生方の日常診療の中で、少しずつでも取り組み始められるきっかけになれば幸いです。

セミナー概要

開催日
2025年7月20日(日)10:00~16:30
講師
佐々生康宏先生(さお歯科クリニック 口腔機能センター)
概要
歯科医師がやらなきゃいけない口腔機能外来
~摂食嚥下障害・睡眠時無呼吸・ドライマウス・構音障害
会場
ささお歯科クリニック 口腔機能センター(電話:0827-21-0118)
〒740-0027 山口県岩国市中津町1丁目23-18
主催
一般社団法人 歯科業務標準化機構(電話:06-6266-5758)
〒542-0081 大阪市中央区南船場1-11-9 長堀安田ビル
タイムスケジュール
10:00~10:30 講師・施設紹介
10:30~12:00 講義 歯科医師がやらなきゃいけない口腔機能外来 ~摂食嚥下障害・睡眠時無呼吸・ドライマウス・構音障害~
12:00~13:00 昼食・休憩 ※昼休憩時・セミナー終了後に医院見学可
13:00~16:00 個別講義と実習 摂食嚥下障害・睡眠時無呼吸・ドライマウス・構音障害
16:00~16:30 まとめ・質疑応答
概要
(ねらい)摂食嚥下障害、睡眠時無呼吸、ドライマウス、構音障害などの口腔機能障害の臨床に少しずつでも取り組むために、診断と対応における一般歯科診療とは異なった概念や専門性を理解し、検査機器(舌圧検査機器,口唇閉鎖力計,内視鏡)の取り扱いに慣れるとともに、患者対応・コミュニケーション法を身に付けることとする。
到達目標
1.口腔機能障害の概念や専門性を、一般歯科診療と比較しながら説明できる。
2.摂食嚥下障害の病因、病態、対応について説明できる。
3.睡眠時無呼吸の病因、病態、対応について説明できる。
4.ドライマウスの病因、病態、対応について説明できる。
5.構音障害の病因、病態、対応について説明できる。
6.口腔機能検査機器を使用し、診断できる。
メイン会場にて準備するもの
検査医療機器
(舌圧検査機器、オーラルディアドコキネシス計測機器、口唇閉鎖力計、内視鏡)
サテライト会場にて準備するもの
検査医療機器
(舌圧検査機器,オーラルディアドコキネシス計測機器)
受講者が準備するもの
筆記用具

講師紹介

佐々生 康宏(ささお やすひろ)先生
ささお歯科クリニック 口腔機能センター
講師プロフィール
●経歴:
2000年 大阪大学歯学部卒業
2004年 大阪大学大学院歯学研究科卒業
2004年 大阪大学歯学部附属病院顎口腔機能治療部 医員
2008年 重症心身障害児者施設四天王寺和らぎ苑 歯科科長
2010年 大阪大学歯学部臨床講師兼務
2011年 ささお歯科クリニック院長
2012年 大阪大学歯学部招聘教員兼務
2013年 光風園病院非常勤医兼務
2016年 山口大学医学部臨床教授兼務
資格
大阪大学博士(歯学)、日本睡眠学会歯科専門医、日本睡眠歯科学会指導医、日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士、歯科医師臨床研修指導医
所属学会
日本睡眠歯科学会理事、日本睡眠学会評議員、日本臨床睡眠医学会、日本摂食嚥下リハビリテーション学会、日本口腔外科学会、日本口腔科学会、日本障害者歯科学会、日本老年歯科医学会、日本社会歯科学会、American Academy of Dental Sleep Medicine
●専門分野
摂食嚥下障害、睡眠時無呼吸、音声言語障害、ドライマウスなどの口腔機能障害
●自己紹介
口腔機能臨床を全国に広げるべく、開業医として地域のニーズに合った特色のある歯科医院を立ち上げています。

施設概要
①施設名称: ささお歯科クリニックロ腔機能センター
②チェアー数:5台
③住所:〒740-0027 山口県岩国市中津町1丁目23-18
④電話番号:0827-21-0118
⑤診療内容:一般歯科、審美歯科、インプラント、摂食嚥下障害、いびき・睡眠時無呼吸、構音障害、ドライマウス、障がい者歯科
⑥HP:http://www.sasao-dc.com
E-mail:ysasao@ae.auone-net.jp