PBMヒーリングという光加速治療器を用いたスピード矯正やインプラント治療に関心が高っています。このPBMヒーリングはフォトバイオモジュレーションという効果を利用し、私たちの体内の細胞に存在するミトコンドリアの代謝を向上させ、創傷治癒を促し、血管形成、骨や神経、骨格筋の修復を促進します。PBMヒーリングは近赤外線である850nmの光を使用しており、目で見ることは出来ませんが、歯の周りの組織に最も効果の高い波長を使っています。
インビザラインなどによるアライナーの交換スピードを上げて期間を短縮することが可能になります。個人差はありますが、このPBMヒーリングを1日12分使用することで、歯の動きが通常より早くなり、通常7日で交換するマウスピースを最短3日で交換できたり、歯の動く痛みを軽減することができるなどの報告があります。
PBMインプラントスピードヒーリングもフォトバイオモジュレーションの効果を用いて、骨や軟組織の治癒を改善することで、インプラント初期の安定性及び骨や周囲組織の治癒を高め、インプラント及び骨移植の成功率をより高めることを目的に使用されます。手術に伴う痛みを軽減し、骨移植片統合を改善するインプラントの安定性を高めるなどの報告があります。
東先生はこのPBMヒーリングを使用することにより、インビザラインの治療期間短縮に成功され、その症例や使用状況について発表していただきます。